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佐伯 泰英
文藝春秋 · 2026-04
徳川吉宗がかつて藩主を務めた紀州藩の江戸下屋敷で凄惨な殺戮が行なわれた。一人生き残った見習い女中の鶴女は心を閉ざすが、吉宗の影仕事を負う浪人、金杉惣三郎が飛鳥山の菊屋敷に預かり、家族をあげて見守ることに。一家の愛犬、力丸に癒される鶴女のもとへ、熊野の修験者たちが襲いくる。果たして鶴女が見たものとは?