あらすじ

少女モイラは美しい悪魔だ。生まれ持った天使の美貌、無意識の媚態、皮膚から放つ香気。薔薇の蜜で男達を次々と溺れ死なせながら、彼女自身は無垢な子供であり続ける。この恐るべき可憐なけものが棲むのは、父親と二人の濃密な愛の部屋だー。大正時代を背景に、宝石のような言葉で紡がれたロマネスク。

書誌情報
出版社筑摩書房
レーベルちくま文庫
ISBN9784480032034
出版年月1996-12